この記事では、テレホンカード(テレカ)の使い方と公衆電話以外のテレホンカードの使い道をご紹介します。
携帯電話やスマートフォンの普及により、使う機会が減った公衆電話とテレホンカード。
しかし、携帯電話が壊れた時や災害が発生した時にテレホンカードを持っているとピンチを救ってくれる可能性があります。
いざという時に連絡手段がなくなって困らないよう、今一度使い方を確認してみましょう!
テレホンカードとは何か
テレホンカード(略称:テレカ)は、公衆電話専用のプリペイドカードです。
形はクオカードや図書カードに似ていて、使用すると度数毎にカードにパンチ穴があきます。
テレホンカードには500円と1000円のものがあります。1000円のテレホンカードで105度数がついていて5度数分(50円分)お得です。なお、500円では50度数でサービス度数はつきません。
テレホンカードの使い方
公衆電話は2つの使い方があります。小銭を入れてダイヤルする方法とテレホンカードを挿入して使用する方法です。
ここでは、テレホンカードを挿入して使用する方法を説明します。
受話器を持ち上げる
(受話器を持ち上げないと使用できません。)
テレホンカードを挿入する
緑またはグレーの公衆電話にはテレホンカードの挿入口がついているので、そこにテレホンカードを挿入します。
受話器を持ったまま相手の電話番号を押す
相手が電話に出ればそこから通話時間が始まり、テレホンカードの度数分の通話ができます。
通話時間は相手との距離によって変わってきます。つまり、電話する先の距離が遠いほど通話料金がかかり、通話時間が短くなります。
テレホンカードの度数の残高は電話機にデジタル表示されて、残高がなくなる前にテレホンカードは排出されます。新しいテレホンカードをすぐに挿入すると引き続き会話することができます。
テレホンカードの購入先
テレホンカードは、大手のコンビニエンスストア(以下、コンビニ)ならどこでも取り扱っているようです。ただし、コンビニでは陳列棚にテレホンカードは置いていないので、切手やたばこを買う時のように店員に声をかけて購入する必要があります。
「500円(または1000円)のテレホンカードを〇枚ください」とコンビニの店員に伝えてください。
また、コンビニ以外でも通販サイトや金券ショップでも購入することができます。
以前は5000円のテレホンカードもありましたが、現在は500円と1000円のみになってます。
公衆電話を使う場面
公衆電話を使う場面は大きく2つあります。「携帯電話の電波が届かない時」と「携帯電話を電波が届いても、使ってはいけない場所の時」です。
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携帯電話の電波が届かない山間部では公衆電話は有効な連絡手段になります。また、電波が届く場所でも携帯電話が使えない場所はあります。代表的なのは病院です。
精密な機械が使われている場所では、携帯電話の電源は切らなければなりません。携帯電話やスマートフォンから出る電磁波が機械に誤作動をおこさせたり、故障させてしまったりするためです。
テレホンカードの公衆電話以外の使い道
NTTの固定電話の通話料金
未使用のテレホンカードは、NTTの固定電話の通話料金として使用することができます。ただし、基本料金には適用されず、通話料金やデータ通信料のみです。
申し込みには所定の申請書を作成して郵送する必要があります。また、カード1枚につき手数料が50円かかります。
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買い取り(売却)・オークション
金券ショップで買い取り(売却)をしたり、Yahoo!オークションなどに出品するという方法があります。また、フリマサイトやフリマアプリに出品するという方法もあります。
一般的なテレホンカードでは、購入した金額以下でしか買い取ってもらえません。しかし、図柄によっては、プレミアがついていてかなり高額で買い取ってもらえることがあるようです。
未使用のテレホンカードであれば、売れないことはないようですが、度数ゼロの使用済みのテレホンカードでも図柄によってはプレミアカードとなるようです。
寄付する
未使用または残高が残っているテレホンカードを集めている団体があります。ただし、テレホンカードを送る際の送料は自分で負担することが多いようです。寄付にご興味のある方は、関係機関にお問い合わせください。
以下にテレホンカードを集めている団体の一部をご紹介します。
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まとめ
1:受話器を持ち上げる
2:テレホンカードを挿入する
3:受話器を持ったまま、相手の電話番号を押す。
1:NTTの固定電話の通話料
2:買い取り(売却)・オークション
3:寄付
平常時には携帯電話やスマートフォンで連絡することができますが、携帯電話が壊れたり、災害が発生した時は使用できなくなることがあります。また、お金は小銭(10円または100円)を持っていないと公衆電話も使えなくなります。
そんなとき、財布や運転免許証などと一緒にテレホンカードを入れておけば公衆電話を使うことができます。何枚も持っておく必要はないと思いますが、1枚は財布にしまっておくことをお勧めします。
電話をかけたい相手の電話番号がわかるように、テレホンカードの表面に油性マジックで書いておくのもアリかもしれませんね!
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