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民泊オーナー必見!災害からゲストの安全を守るために必要なこと

 

この記事では「民泊オーナーが災害からゲストを安全を守るために必要なことは何か」について、千葉県東部の街で民泊を経営している60代のNさんにお話をしていただきました。

 

 

民泊オーナーがゲストの安全を守るために必要なことは何でしょうか?

 

まず頭に浮かぶものとして、住宅宿泊事業法が定める衛生管理と消防法が定める火災報知器等の設置があります。

 

民泊オーナーをしていると、ゲストが滞在中に大きな災害(地震、台風、大雨等)が発生することがあります。ゲストの安全を守り、少しでも不安にならないように備える事も必要です。

 

この記事では、ゲストを不安にさせないための民泊オーナーとしての心構えをお伝えします。

 

 

地震・津波

 

ヨーロッパや中東等には地震の非常に少ない国があります。これらの国のゲストは地震の経験がなく、震度3程度の地震でもパニックになってしまう方もいます。

 

日本人が慣れているレベルの地震でも、地震が発生したらゲストに声をかけて安心してもらう事が大切です。

 

私は地震が発生した場合には「心配しないでください。これくらいの地震なら大丈夫ですよ!」と笑顔で伝えるようにしています。翻訳はGoogle翻訳で十分です。

 

私が経営する宿は海に近く、海岸散策を楽しまれるゲストが多いです。そのため、津波警報等が発令された場合に備えをしています。

 

一例として「海岸を散歩中に地震が来たら海から離れてください」という注意書きと避難場所の地図等を目につきやすいところに貼ってあります。避難場所の地図は、日本人ゲストに対しても安心感を与えることができると思います。

 

 

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台風・停電

 

2019年9月に関東地方に上陸した令和元年房総半島台風は千葉県に甚大な被害をもたらしました。

 

関東地方に上陸した過去最強クラスの台風が上陸した日、私が経営する宿には2名のゲストが宿泊していました。

 

台風が上陸することは事前のニュースでわかっていました。しかし、実はこのような大きな被害が発生するとは誰も予想していませんでした。

 

ゲストは、ディズニーランドに遊びに行き、帰宅したのは台風通過前の20時。その後も普通に食事を済ませ、テレビ鑑賞等をしていたくらいです。

 

深夜0時くらいから風が強まり、停電となったときはすでに遅く、消防法で定める小さな懐中電灯だけで一晩を明かすこととなりました。

 

民泊では、一般的な暴風雨対策に加えてポータブルバッテリーがあると大変便利です。数万円で購入できる数百WHr(ワット時)のものでもテレビや卓上照明が使用できます。

 

もちろんスマートホンの充電にも使えるので、プラスアルファのサービスとして提供できると思います。

 

 

 

大雨

 

家屋全体が水につかるような洪水への対策は個人ではなかなか難しいものです。

 

しかし、ゲスト滞在中に大雨が予想される時期にはちょっとした気遣いを提供できるような備えは考えておく必要があります。

 

2019年、令和元年東日本台風等の大型台風や集中豪雨が私の宿を襲いました。

 

幸いにも、私が経営する宿は河川の氾濫等の大きな浸水被害はありませんでした。しかし、排水路から水があふれ、宿の周りが20cm程浸水しました。

 

駐車場は少し高い所にあり、ゲストの車には被害はありませんでしたが、半日以上水が引かず、車の出し入れができなくなりました。

 

停電も重なり、料理も作れませんでした。しかし、災害用の備蓄食料を備えていたのでゲストに食事として提供することができました。

 

備蓄食料はたまたま少し余裕がありました。しかし、大人数での宿泊予約が入っていたら対応できなかったと思います。

 

大雨にかかわらず、宿に籠城しなければならなくなってしまう事に備えて、食料や非常食を備蓄しましょう。非常食は自分たちの分だけでなく、ゲストの定員×2食分位は提供できる準備が必要です。

 

 

まとめ

 

法律で定められている安全対策は必要最低限のものです。ゲスト滞在中に災害が発生した時、少しでも不安を和らげてあげることは民泊オーナーの使命と考えます。

 

法律に規定されていない気遣い、サービスを提供できれば、安心できる宿としてリピーターになっていただけるかと思います。

 

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