「液体ミルクって便利そうだけど、どうやって使うんだろう…」
「赤ちゃんが生まれたから、防災グッズを見直さなくちゃ…」
「赤ちゃんを家に置いて外出したいけれど、ミルクどうしよう…」
そんなパパとママ!必見です!
この記事では、乳児用液体ミルクの使い方とメリット・デメリットなどについて説明していきます。
乳児用液体ミルクの比較
2020年4月現在、乳児用液体ミルク(以後、液体ミルク)は
江崎グリコの「アイクレオ赤ちゃんミルク」
明治の「明治ほほえみらくらくミルク」
雪印ビーンスタークの「ビーンスターク液体ミルクすこやかM1(エム1)」
の3種類が販売されています。
*2020年4月下旬に「ビーンスターク液体ミルクすこやかM1」が発売されました!
3種類の液体ミルクの特徴を表にまとめてみました。
どちらの液体ミルクも、温めずにそのまま飲ませることができます。そして、開封前は常温保存可能です。
3つの液体ミルクは容量や賞味期限が異なります。液体ミルクを購入する時は、赤ちゃんの成長(1回で飲む量)に合わせて購入したほうがよいと思います。
液体ミルクの使い方
紙パックの「アイクレオ」とスチール缶の「明治ほほえみらくらくミルク」の使い方をそれぞれ写真を使って説明します。
なお、「ビーンスターク液体ミルクすこやかM1」は「明治ほほえみらくらくミルク」と同じスチール缶なので説明を割愛します。
アイクレオ
- Step.1手をきれいに洗って清潔にする。
- Step.2付属のストローをストッパー部がはまるまで刺す。
- Step.3消毒したほ乳瓶に液体ミルクを移し替える。
明治ほほえみ らくらくミルク
- Step.1手をきれいに洗って清潔にする。
- Step.2缶をよく振ってから蓋を開ける。
- Step.3消毒したほ乳瓶に液体ミルクを移し替える。
いかがでしたか?どちらの液体ミルクの使い方も簡単ですよね!
どちらの液体ミルクも1〜2分で準備することができます。また、調乳せずにそのまま飲ませることができるのでとても便利です。
液体ミルクの温め方
液体ミルクは温めずにそのまま飲ませることができます。しかし、季節や気温、保存場所によっては赤ちゃんが冷たさにびっくりして飲んでくれないこともあります。
そういった場合は少し温めてあげると飲んでくれるかもしれません。
液体ミルクの温め方についてはこちら
液体ミルクは2011年に発生した東日本大震災をきっかけに、2019年3月から日本国内で販売されるようになりました。 液体ミルクは常温で調乳せずにそのまま飲ませることができるので、地震等の災害で断水したりお湯[…]
液体ミルクの保存方法および注意点
液体ミルクの保存方法と注意点をまとめました。
・賞味期限まで常温で保存
・冷凍保存はできない
・直射日光があたる場所や夏場の車内などを避ける
・開封後はすぐに使用する
・飲み残しは捨てる
液体ミルクは栄養豊富なため、開封後は菌が繁殖しやすくなります。
余った分は「もったいないな」と思うかもしれませんが、衛生上、飲み残しは捨ててください。
液体ミルクのメリット
まずは、液体ミルクのメリットをあげてみます。
・調乳しないでそのまま飲ませることができる
・外出時の荷物が減る
・災害用の備蓄として使える
調乳しないでそのまま飲ませることができる
調乳しないですぐ飲ませることができるのは、本当にありがたいことです。
特に外出中にミルクをあげる時、赤ちゃんが泣いていると周囲の目が気になることがあります。
液体ミルクだと、容器を開けて消毒済みのほ乳瓶に入れるだけなので、粉ミルクに比べて時間を短縮することができます。
そのため「ミルクを準備している間に赤ちゃんが泣いて周囲の視線を気がなる」といった精神的負担を減らすことができます。
液体ミルクは外出時だけでなく、自宅にいる場合でもとても便利です。
赤ちゃんを母乳で育てているママでも「赤ちゃんを置いてひとりで出かけなければいけない」ということがありますよね。
そんな時でも、液体ミルクだったら、パパやおじいちゃん、おばあちゃんにも使い方を簡単に説明することもできます。
また、生まれたての赤ちゃんがいる場合は授乳が頻回なので、夜中に何回も起きてミルクを飲ませなければなりません。
母乳が出るママは胸を出してそのまま母乳を飲ませることができます。しかし、なんらかの事情で母乳を飲ませることができない場合は、粉ミルクか液体ミルクをその都度準備しなければなりません。
さらに、出産後のママは、赤ちゃんの授乳とおむつ交換が頻回のため睡眠時間がどうしても細切れになってしまいます。
そんな時に、パパやおじいちゃん、おばあちゃんに液体ミルクで授乳をお願いできたら、その間、ママはゆっくり休むことができます。
外出時に荷物が減る
粉ミルクの場合、授乳室や給湯室などでお湯が手に入らない場所に出かける時は、粉ミルクを調乳するお湯と湯せんする用のお湯を入れた水筒2本、ほ乳瓶、粉ミルクを持っていかなければなりません。
「ママあるある!」ですが、赤ちゃんがいると荷物はミルクだけではない+自分の荷物もあるので荷物がすごく重たくなります。
しかも、子どもが2人いる場合は抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこした状態で荷物(リュック)を背負いながら、上の子が乗るベビーカーを押すこともあります(これ私です)。
少しでも荷物を軽くしたいのが、ママの切実な願いです。
でも、液体ミルクなら水筒が必要ありません。ほ乳瓶と液体ミルク(紙パックまたは缶)でOKです。さらに、液体ミルクは飲み終わったら容器を捨てることができるので、さらに荷物を減らすことができます。
災害用の備蓄として準備して使える
地震や台風などの災害が起こると、断水や停電、ガスが使えないなど、ライフラインがストップしてしまう可能性があります。
赤ちゃんを粉ミルクだけで育てている場合を想像してみてください。
断水になると調乳するための水がなくなります。停電またはガスが使えなくなると、粉ミルクを溶かすためのお湯を準備することできません。
したがって、断水と停電(またはガス)のどちらかが発生した場合には粉ミルクを調乳できず、赤ちゃんにミルクをあげられなくなってしまいます。
また、赤ちゃんを母乳だけで育てている場合でも、環境の変化によるママの体調不安やストレスなどで母乳が出なくなってしまう可能性もあります。
上記の理由から、災害に備えて液体ミルクを備えておくことを強くおすすめします。
液体ミルクは「長期保存が可能、かつ常温で飲ませることができる」ので、災害時の備蓄として最適です。
液体ミルクのデメリット
次に、液体ミルクのデメリットをあげてみます。
・粉ミルクに比べると値段が高い
・一度開封すると保存ができないため量が調節できない
・(赤ちゃんによっては)母乳やいつもと違う粉ミルクだと飲んでくれない場合もある
・(赤ちゃんによっては)常温で飲まないこともある
・季節によっては温める必要がある
粉ミルクに比べると値段が高い
液体ミルクは1回の授乳で約200円かかるので、粉ミルクと比べると割高です。
一度開封すると保存ができないため量が調節できない
粉ミルクの場合は、必要量に応じて調乳することができますが、液体ミルクは容量が決まっています。
前述の「液体ミルクの保存方法と注意点」で説明したとおり、液体ミルクは一度開封すると、衛生上飲みきってしまわなければなりません。
赤ちゃんの成長(月齢)に合わせて、全部入れて飲みきれる量を使い分けするのが望ましいと思います。
例をあげるなら、月齢別のほ乳量を考慮すると
月齢0〜3か月はアイクレオ(125ml入り)
月齢3か月以上は明治ほほえみらくらくミルク(240ml入り)
が望ましいかと思います(下記表を参照)。
液体ミルクの販売店・購入先
液体ミルクはベビー用品店やドラッグストア、スーパーマーケットなどで購入することができます。
また、Amazonや楽天などの通信販売でも購入が可能です。
ほ乳瓶に移し替えなくていい液体ミルクはないの?
「明治ほほえみ らくらくミルク」に取り付けれられる専用アタッチメントがあります。
このアタッチメントがあると、ほ乳瓶に液体ミルクを注ぐことなく、そのまま飲ませることができます。
専用アタッチメントについてはこちら
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また、液体ミルクをほ乳瓶に移し替えるのでよければ、使い捨てほ乳瓶で「おでかけほ乳ボトル「chu-bo!(チューボ)」」というものがあります。
「chu-bo!(チューボ)」についてはこちら
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まとめ
今回は液体ミルク2種類の使い方とメリット・デメリットについて説明しました。
・調乳しないでそのまま飲ませることができる
・外出時の荷物が減る
・災害用の備蓄として使える
・粉ミルクに比べると値段が高い
・一度開封すると保存ができないため量が調節できない
・(赤ちゃんによっては)母乳やいつもと違う粉ミルクだと飲んでくれない場合もある
・(赤ちゃんによっては)常温で飲まないこともある
・季節によっては温める必要がある
液体ミルクは調乳がいらないので、外出や災害用の備蓄として役立ちます。
ぜひ液体ミルクを試してみてください。
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